セックスについて(2)
セックスは、男女のボディーコミニケーションだと思います。
セックスと聞けば、ただストレートな行為だけを想像する方が多いと思いますが、僕はそれだけには考えていません。
セックスとはお互いに触れ合って気持ちが良くなる行為です。
だから手を繋いだり、髪を触ったり、腕を組んだりとする行為も含めて考えてもいいと思います。
本当に好きな人となると、座席の隣に座ってくれただけでも妙に嬉しくなったり気持ちが高揚するものです。
逆に生理的嫌悪を感じる人は、隣に座られただけでもダメでしょう。
そういう意味で、セックスとはお互いが感じ合う広い部分も考えて行えば、もっともっと楽しいものとなるはずです。
女性の方はとくに分かると思いますが、お互いがベットの上でも直接の行為よりも静かに優しく抱かれている方が安心感を抱くことってありませんか?
好きな人に腕まくらをされて、彼からいろんな話しを聞く時間もそれなりに楽しくはありませんか?
二人で過ごす閉ざされた空間よりも、指を絡ませて自然の中を歩くときも気分が高揚して、その繋ぐ指同士を妙に嬉しく思ったことってないですか?
セックスの直接行為は、セックスという広い範囲の中のほんの一部分だと僕は思います。
でも今は、セックスという事柄が過激に取り扱いされ過ぎて単に嫌らしいものという認識にしかなっていない。
非常に寂しいことです。
だからセックスというものは、本来もっともっと創造的なものであり、自由で、けっして陰鬱なものじゃない。
と思います。
男女の最高に楽しいコミニケーションのひとつですからね。
コミニケーションなのだから、会話と同じように学べる部分がある。
「会話教室」みたいなものもあるのだから、「セックス教室」みたいなものがあっても本来不思議じゃないんだ。
でも秘め事という、ニュアンスもあるのであまりにも公にするのも問題ですが、適切な部分はもっとフランクに扱ってもいい大切な男女の分野だと思います。