２００勝３６２敗

いつもみんなに言うことですが、人の考え方には間違いということはありません。

それこそ「価値観」だけがあり、良いも悪いもないのです。

だから僕は誰の考え方も否定するつもりはありませんし、僕の意見が絶対正しいというものでもありません。

大切なのはいろんな人の意見は出来るだけ聞くようにして、その中から自分が必要だと思うものを選択し取り入ればいいのです。

あくまでも鵜呑みにするのではなく、自分の中で咀嚼して自分のスタンスにアレンジすることが大切です。

だから多くの人に会うということは大切なことなのです。

人は成長するためには本を読んだり人から教えを受けたりします。

それはあくまでも知識です。

頭に詰め込むものです。

でも人が本当に血となり肉となって学べるのは経験からです。

多くの経験は人との人間関係から生じます。

とくに２０代～３０代の人は、可能な限りの経験をして下さい。

世の中に失敗ということはないからなんでも存分にすればいい。

失敗はダメなことの確認です。

「こうしてはダメなんだな」

という単なるメッセージです。

恋愛事の失恋も、ひとり自分に合わない人を確認したと思えばいい。

１つや２つの失敗で、すべてがダメなんだと思うことこそが失敗です。

偉大な発明家が、ひとつのことを発見するためにした１０００の失敗はその方法ではダメだという確認をしただけなのです。

そして最良の方法を見つける。

最良の方法を得れば、過去の１０００の失敗は単なる失敗に終らない。

僕はよく「恋愛においては俺は３割バッターだ」と豪語しました。

でもその３割という数字の裏の、バッターボックスに立った数も普通の数ではありません。数知れずの凡退があった上での３割です。

投手に例えるなら２００勝しても、ヘタをすれば３６２敗してるかもしれない。

恋愛を勝負に例えるのは嫌なのですが、わかりやすく例えました。

でもある種、勇気が必要なのは勝負事と似ているかもしれません。

最近感じることですが、自分が傷つくのを恐れてバッターボックスの一番後ろでへっぴり腰で構える人が多い。

誰だって恋愛事での失敗は無傷じゃすまないので恐いところもあります。

でも、その恐れを目をつむりながら半泣き状態でも「えいやッ！」と進む勇気こそが必要なのです。

その勇気を出せた人こそが、勝利のヒーローやヒロインになれるのだと思います。

２０代～３０代は、多少の向こう傷を受けても果敢に攻めていく姿勢が一番大切なのではないでしょうか。

けっしてええカッコして斜に構えていてはいけません。

人間怪我した個所はさらに強靭になると言われます。

心だって同じです。

心の向こう傷は、人間らしさの勲章です。

だからみんな恐れずに。

な～に、命まではなくさないよ。

GOOD　LUCK！（＾＾）