明日死ぬと思えば人は何でも出来る

元気が出る言葉

みんなで食事に行った後に、僕はよくこういう質問を女性にする。

「もう絶対これ以上は食べれない!」と天井を向いている女性に、「いやいや、ラーメンの一杯くらいだったらまだ食べれるでしょ?」と聞くと、死にそうな顔して「絶対ムリ!」という。

「でも、もし一杯のラーメンを食べると100万円くれるとしたらどうする?」と聞くと、あれほど苦しそうにしていたのが一瞬で真顔になり「食べる」という。

冗談めかしに言うが、これを実際に100万円の札束を目の前に見せれば、それこそどんなに満腹だろうが本当に食べることだろうなということは、自分に置き換えても安易に想像つくと思う。

営業をしている人にもこう聞く。

「明日契約を10件取れと言われたらどうする?」

大抵は、「いやぁ、1日10件なんて到底無理ですよ」と答える。

しかしこれが「明日10件の成約を取れない場合は、銃殺にする」という状況に本当になれば、この人はどんなことをしても10件の営業をやり遂げると思う。

これも自分に置き換えてみれば、命が掛かれば出来るような気がするでしょう。

要は、「出来る」「出来ない」なんて、そういうことなんだよ。

天才とか、誰でも知ってる偉業を成し遂げた人たちというのは、誰に「殺される」とは言われないにも、これくらいの勢いでその日その日を生きたんじゃないかと思う。

それが出来たからこそ天才であり、偉人になれたのだ。

天才には程遠い凡才の我々でも時に、一瞬だけでもそれくらいの勢いで事をしないといけない時がある。

自分でそれまで貯めた資金を投げ打って事業を立ち上げた時。

継続してきた事業が息詰まって、起死回生の営業をかける時。

もう少し頑張れば、事業が軌道に乗るという時。

腹の底から馬力を出して、その瞬間だけでも300%の力を出さないと、その状況を乗り越えないといけない時。

ほんの瞬間的な期間だけど、それが出来るか出来ないかでその人の人生は大きく変わると思う。

そういう事がわかって、相手に「ラーメン食べれば100万円貰えるぞ」とテンションを上げれる人が良いコーチであり、指導者でもあると思う。

知識や技術というものは瞬間的に向上出来ないけど、テンション、やる気、意欲、というのは瞬間的に上げることが可能なものだから。

だから単純、天然の素質の人の方が成功しやすいのかもね。

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