理性と魂の一致が人生の幸運を呼ぶ

元気が出る言葉

親しい友人の死により、ここ数日たくさんのメッセージを頂きました。

ほとんどが彼が亡くなったことを残念がる内容と、一番親しかった僕の心中を察して「今はどんなに泣いてもいいのですよ」とか「悲しみはいつか晴れます」とか「気を落とさないでください」とか、とても気遣ってくれる内容です。

彼が亡くなったことで、僕が一番感じるのは寂しさです。

でも、そこには悲しみはありません。むしろ彼の魂が想い通りになったことへの祝福があります。

僕は20代の頃の父親の死、そして神戸の震災で多くの友人知人を亡くした経験があり、人間の「生死」というものを常に考え、死とは一体何なのか、死後の世界はどうなっているのか、ということを調べ続けて自分なりに理解した「死生観」というものを持っています。

多くの人は親しい人を突然亡くすると、起こり得ない事が起こったという風に泣きじゃくり悲しみの淵に長く陥ります。

しかし考えてみると「死」というものはいつか、誰の身にも起こりえることなのです。死なないという事は絶対起こりえません。

癌になる、というのもそうです。今や二人に一人が癌になると言われています。僕も含めて僕の周囲の人の、半分が癌になるのです。そう考えれば。

しかし、人間というものは「自分だけは癌にならない」「自分だけは死なない」と何処かで無意識にそう思っているフシがあります。そういう思いがあるので、起こりえない「死」を実際経験すると動揺するということです。

魂レベルの真理を知ることです。

そうすれば、そういう理不尽な悩みや困惑や悲しみから解放されます。

人間というものは頭で考えている「思考」の部分と、本当の生きる望みを知っている「魂」というものは別物です。

多くの人は、その思考と魂が一致しておらず思い通りの人生が送れない人が多いのですが、その思考(理性)と魂を一致させることで人生は上手く流れます。

思考でいくら「生きたい」と思っていても、魂が「そういう考えでは生きていても無駄だ」と判断すれば命は尽きます。

その人が背負ってきた「宿命」を理解し意識して生きていれば、その上その行動が多くの人に役立ち、多くの人から望まれるものなら命は最大に永らえます。

そういうことがありますので、僕は身近な人には「あなたが本当にやりたい、と思っていることを真っ先にするべきです」と、アドバイスします。

頭で考える損得だけで生きていれば、魂はその人が必ず持っている「宿命」を思えばがっかりして命を絶つのです。

煙草、酒をガンガン飲んでも長生きしているはたくさんいます。また、とても健康に気遣って自分に色々と制限をかけても短命にして終わる人もいます。

その理由を考えた時、得る答えは上記したような「理性」と「魂」の一致、不一致が原因にあります。

そういうことがありますので、あなたも常々想う「どうしてもやりたい事」は据え置きにせずに、真っ先に取り掛かってください。

一番自分にとって必要なものだと意識して、少しずつでも行動にして現してください。

それが、自分の人生をより良きものにする最善の方法だと僕は思います。

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