神戸空港は海上にあり、その滑走路への進入は西側からのみになっている。
その為、仙台や新千歳空港から飛んでくると一旦飛行場を過ぎ去り、明石海峡大橋の上空で旋回した上で着陸の進入航路をとる。
そしてそのまま海上を飛行し、神戸空港へアプローチする。
その為に夜間に神戸に帰って来る時は、市街の上空からと海上側からの2回神戸の素晴らしい夜景を見ることが出来る。最高の夜景スポットだ。
昼間神戸に来る時も運が良ければ、とてもステキな体験が出来る。
それが”サークリングアプローチ”だ。
サークリングアプローチとは、通常の滑走路がなんらかの理由により進入出来ない場合、使用滑走路を廻り込んで逆向きに進入する着陸方法のこと。
神戸空港の場合は風向きにより、時折このサークリングアプローチにより滑走路へ進入着陸をする。
僕も2回ほど経験がある。
通常西側からそのまま直進して着陸するのだけど、サークリングアプローチに入れば一旦飛行場の南側に迂回して海上ギリギリを左旋回する。その高さおよそ150m。150mと言えば見下ろせば、船の乗員がはっきりと見える高さだ。最初体験した時は、このまま海に落ちるんじゃないかと錯覚するほどだ。
なぜ低空飛行しなければならないかというと、神戸空港と隣接している関空との関係で神戸空港への進入高さが1000フィート~500フィートと定められているからだそうだ。
サークリングアプローチは計器を使わず飛行士の手動操縦らしく、パイロットの腕に掛かる所が大きいらしい。
神戸空港へのサークリングアプローチのフライトシュミレーターの動画を添付しておきますので、模擬体験してみて下さい(^^)
実際に体験した人の動画