子供に本を読み聞かせたり、本を読ませる活動をしている人と話をした。
その人曰く、幼年の9歳児までにどれだけ本を読ませるかが、その子の将来に掛かっていると言う。本はどんなものでも良いのではなく、絶対にハッピーエンドとなる本に限るという。
その訳を聞いてみると、、、
9歳までの子供はストーリーの中に出てくる登場人物に完全に感情移入が出来て、その主人公に成り切れる、らしい。
よく子供たちが〇〇ゴッコをして、正義の味方になったりヒロインになる遊びをしているのがそうだと言う。
それが大切らしい。
なぜそれが大切かというと、小説の主人公は大抵ストーリーの中で大きな問題に遭遇して困難な目に合う。でもそれをなんとか努力の末に、クリアして最後は勝利を勝ち取ったりしてハッピーエンドを迎える。
それは成人になった時も、リアルで困難な目に合った時に活きるという。
物語の中の登場人物になり架空の世界で困難に打ち勝つという経験は、大人になった時に実際に困難を乗り越える疑似体験をしているということだ。
それを経験している人としていない人では、やはり人生でここぞという時に困難を乗り越える事が出来るか否か、という大きな違いになる。
言われてみればそうだと思う。
情報の取り方も近年どんどんと変わりつつある。
本からテレビ、テレビからネットの動画。facebookからinstagram、そしてTikTokとどんどん短時間で感覚だけで情報を受取るという形態に移り変わっている。
それは能動的な情報の取り方から、凄く受動的な頭を使わない情報収集へと移り変わっていると僕は思う。
それは物事を深く考える力を阻害する、と僕は思っている。
そういう情報の取り方をしていると、凄く薄っぺらな思考しか出来ず短絡的な人間になってしまうのではないか。
とにかく子供に本を読ませる事は、とても大事なことだと改めて思いました。