商品を扱っているとよく質問を受けるものに、他社の商品とはどう違いますか?
と聞かれることがある。
まず違いを述べるということは、どういうことか?
AとBという二つの違いを述べる時、条件としてまずその両者を悉く理解している必要がある。どちらも精通して分かっていないと、その違いを述べることは出来ない。
と、僕は思う。
なので「ホワイトシリカと他のシリカ製品との違いはなんですか?」と聞かれた時の答えは「分かりません。自社の製品は原材料から製造工程全てを説明することは出来ますが、他社製品はそれがどう製造されているのか、分からないのでお答えすることは出来ません。ので、お客様自身が違いを見極めて選択して下さい」
となる。
至極当然のことだと思う。
絵には贋作というものがある。贋作とは偽物のこと。
贋作と本物を見極める専門家を鑑定士というが、その鑑定士が本物と偽物を見極める為にどんな訓練をしているのか、という話を昔きいたことがある。
その訓練法はただ一つ。
ただただ本物だけを見ることなのだそうだ。
本物だけを見続けていると、偽物を目にした時、まずそこに違和感を直感で感じるそうだ。何処がどう違うか、という点よりも「違和感」を初見で覚えるらしい。そして詳細を見ていくうちに偽物と分かる、ということらしい。
その話を聞いた時、僕はすごく納得した。
映画の世界で今では知らない人は誰もいない、というほど有名になったジョージ・ルーカスも駆け出しの頃はスーパーマーケットにも行けないほど貧乏だった。
もうこれが認められなかったらオレは映画を辞めようと思い書いた脚本が「スター・ウォーズ」だった。
ジョージルーカスは幼少の頃より「フラッシュ・ゴードン」という映画が大好きだった。こんな夢のある冒険活劇をオレもいつか撮りたい、という思いで書いた渾身の作品が「スター・ウォーズ」だった。
しかし、当時のハリウッドの映画会社はこのジョージルーカスの書いた「スター・ウォーズ」という脚本をどこも採用してくれなかった。
ただ一人、アランラッドというプロデューサーが興味を引いてくれて制作することが出来るようになった。アランラッドとは名作「シェーン」という映画の主役を務めた名優だ。(僕はアランラッドの早打ちを真似て、子供の頃拳銃の早抜きの練習を重ねた)
しかし、出来上がった作品の試写会での専門家たちからの評価はボロボロだった。評論家の評価はクソみそで、ヒットする兆しは全く無かった。全編子供だましの粗末な映画と酷評されたのだ。当初全米で上映した映画館も100館も無く、最悪の未来しか見えなかった。
上映日も全く期待してなかったジョージルーカスは、その日嫁さんに連れられて街に買い物に出かけていた。すると街の一番の映画館に長蛇の列が作られていた。何か前評判の良い映画が初日を迎えたのか、と看板をみるとそこには「スター・ウォーズ」という映画のタイトル看板が掛かっていた。それを見たジョージルーカスは、言わぬもがな腰を抜かしたという。信じられなかったのだ。
そして一度映画を観た観客は、何度も観たくてその日の内に何度も何度もお金を出してスターウォーズを繰り返し観たという。それが数日のうちに口コミで全米に渡り、上演館もすぐに1000館を超え、さらに全世界での配信になったという。
そのヒットで、ジョージルーカスはすぐに14億円という巨額のギャラを手にした。しかし、貧乏に慣れていたジョージルーカスはお金がある事に慣れず、スーパーマーケットで買い物が出来るのに1週間掛かったという、おもしろいエピソードもある。
映画の専門家に酷評されたけど、その末端にいる世界の若い映画マニアには堪らない内容だったのだ。
「見極める」ということがいかに難しいか、が分かるエピソードだと思う。
世界的に著名な人から、いきなりショボい話になる。
大阪の布施に足田竜子という女がいる。(あまりにもピンポイントですまん)
先日どこかのサプリメントの集会に勉強がてらに行ったそうな。そこで身体とサプリメントの相性を検診されたら「あなの身体はシリカは合いません」と言われて、びっくりしたらしい。
足田竜子は単純なので、その日からシリカを摂取するのを止めた。
すると次第に体がだるくなり、頭の回転も停止状態になったので慌ててハピネスシリカを摂ることを再開したそうだ。5日も持たなかったそうな。
バカみたいな話だけど、こういうことはよくある話だ。
自分に近しい人たちの意見には抵抗し、初対面の人の「あなた~です」と言われる事を無条件に信じてしまう。TVメディアや新聞に書かれていることは、疑いもなく信じてしまう。あの占い師は当たる、と言われる占い師の言葉を100%信じる。
まぁ、それが大衆と言われる人たちの行動傾向だろう。
大谷翔平選手を今や超一流、本物と言われることに疑いを持つ人はいないと思う。
彼は誰もが認める超本物のアスリートだ。
でも彼は今まで自ら「本物」と誇示したことは一度もない。そしてこれからも、彼はそんな事は間違っても言わないだろう。なぜなら、彼は自分を本物と認められたい、と思った事などないからだと思う。彼がおそらく望んだことは、野球という世界で誰よりも上手くなること。そして自分が所属するチームが勝つことだけを望んできたのだと思う。
本物という言葉は、自分以外の周囲がその人やモノに放つ言葉であり評価なのだ。
間違えても自分でアピールしたり、誇示するものではない。
足田竜子が「あなの身体はシリカは合いません」と尤もらしく言われた言葉の裏には、だから私たちの商品の方がいいのですよ。だからあなたはシリカという訳のわからないものを摂るよりも、うちの水を飲んでおきなさい。という自己商品のセールスだった、というだけの話しだったのだ。
他方を批判したりして、自己を売り込むセールは眉唾物と見ておく方が賢明だろう。
本物と評価出来る人は周囲の事など見ていない。ただただ自分が描くイメージを実現したいだけなのだ。それが結果的に周囲に望まれることになる。そしてその人が提供出来るものに対価価値があれば、その人の元には大金が流れてくる、というだけのいたってシンプルな話しなのだ。
ジョージルーカスや大谷翔平が、子供の頃に抱いた夢をただただ自分なりの表現で具現化した結果のように。
※添付写真。足田竜子はなぜこんなおもろい顔をいつでも出来るのだろう。。。謎
以下はホワイトシリカを製造している高橋社長の自社製品と他社製品の違いを語っている動画です。まさしくその通りだと思います。