心のままに、自分のままに

僕は中学時代親父の影響を受けて、映画が大好きになった。
試験前でもハリウッド映画の名作が洋画劇場であると、これは良い映画だから観ろとTVの前に座らされた。
学生が試験前に勉強しているのに、なんていう親父なんだと当時は腹が立った。
でも今となればその試験がどんなものだったのか、何を勉強していたのかは全く覚えていない。
でも、親父に無理に見せられた「眼下の敵」という映画のストーリーは鮮明に覚えている。そして主演がロバート・ミッチャム、敵役がドイツのクルト・ユルゲンスという俳優名までも覚えている。
それ以来映画が好きになり、中学時代から三宮・元町の映画館に一人で通った。
思春期の頃に観たその時の映画は今でも好きで僕のその後の人生に深く影響を与えている。
高校は進学校だったけど、突然映画の脚本家になりたくて、高校在学中からシナリオ養成所に通い始めた。
数年物書きの勉強をしたけど、そう簡単に成れるもんじゃない。
その時、本屋でフト「信念は現実になる」という今でいう引き寄せの法則の走りのような本を見つけた。
強く心で想うことは現実となる、みたいな事が書いてあって、その具体的な方法も書かれていた。
「思うだけで実現出来たら、そんな楽なことはない」
最初は否定して立読みをしていたけど、本屋を出る時はその本を小脇に抱えていた。
半信半疑で読み終えて、その本の中に書かれている事を実践してみた。
すると一か月後に、舞台演出の仕事に就けていた。
僕はその時「この世には目には見えないけど何か法則がある」ということだけはわかった。
そしてそれらかずっと、その目には見えないけど確かにある法則を自分なりに探し、様々なシーンで確かめてきた。
そうすると自分が「こうありたい」という事を今まですべて実現してきた。
・演出家になる
・脚本家になる
・自分の店を持つ
・自分の会社を持つ
・自分のイメージ通りの女性と付き合う
・好きな事を仕事にする
・好きな人とだけ仕事をする
そういう自分なりにこれまでの体験を体系化したものを、希望する人に教える場が今回作る「大人の学校」の一つの目的です。
自分が描くイメージは思考ではなく、心の在り方で決まります。