今日の一言

「申し訳ないけど緊急のオペが入ったので」

初めて入るお店というものは入り難い。

どんな味でどんな店員なんだろうと考え過ぎて躊躇うことが多い。

人間は職業柄どんな人と会う時でも緊張しないけど、初めてのお店に入るのは考え込んで止めてしまう場合が多い。

入って喰えないくらい不味かったら、どうやって出ればいいか。いくら不味くても残したら、作ってくれた人に悪いよなと考えれば入れない。

そういう場合に備えてある方法を考案した。

今日チャレンジした店でそういう最悪の状況だった。

中華丼が不味くて喰えない。

味が川のドブの味がする。

喰えないじゃん( ̄◇ ̄;)

そこで僕は不測の場合に備えた方法を実行した。

行き過ぎる若いバイトの店員を呼び止め、

「申し訳ないけど緊急のオペが入ったので、すぐに戻らないといけない。残して申し訳ないけど、すぐに会計をして貰えますか」

と落ち着いた脳外科医を装ってそう言った。

店員は「わかりました!」と慌ててレジに走ってくれた。

こうすれば残した料理を厨房に運んだ場合、料理人に聞かれても大義名分があるだろう。

僕は完全にリチャード・キンブルに成り切って店を出た。


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