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四国のど真ん中にあるとりの巣カフェの魅力

今月末、久しぶりに四国の真ん中にあるとりの巣カフェオーナーのふみさんからの依頼で、セミナーに行かせて貰います。

久しぶりなので、とても楽しみにしています。

オーナーのふみさんとはもうとても長いお付き合いになります。

8年前、ふみさんが長年の夢だったカフェを創りたいという事で「とりの巣カフェ」というプロジェクトは始まったのでした。それまでふみさんは公務員だった為、自営でお店をはじめるという事に関しては全くの知識がなかった。

そのタイミングでふみさんを知っていた地元の人から、店舗立ち上げのコンサルティングをして貰えないか、という連絡を受けてふみさんを知ったのでした。

僕がとりの巣へ一番最初行かせて貰った時は、まだお店は建築の途中でした。店内も木柱がむき出し状態でした。テーブルの天板になるという何メートルもの立派な一枚板を見た時には驚いたのを今でも覚えている。

しかしとりの巣カフェが出来る、三好市の大野という場所に行った時「ここは人通りよりも、イノシシの方が交通量多いよ」とふみさんのご主人に言われた時には、実際どうしたものかと頭を悩ませたもんだ。本当に山の中なのだ。

どうやってお客さんを集める気だろう、とふみさんに聞くと「分からないから牛さんに来て貰ったのよ、フフフ」とあのノー天気ぶりで最初から笑っていました。

それでは手の付けようがないので、長い時間を掛けてふみさんに「なぜ此処でcafeをしようと思ったのか。安定する公務員という仕事を辞めてまでも」という疑問を解消するためにふみさんの想いを聞きました。

が、しかし具体的な鮮明なる回答はありませんでした。

ふみさんが何度も言うには「なぜかここにみんなが只今、って言って帰って来れるようなお店を作るイメージがずっとあったの」と言う。

ただそれだけの理由で、実際にお店作りを着工したらしい。

僕はそれを聞い時、これはイケるんじゃないかな、と根拠のない確信が芽生えた。根拠の無いお店作りの人と、根拠の無い成功の予感を感じた僕との二人三脚でオープンまでの準備を始めました。

僕がオープンまでにふみさんにお願いしたこと・・・

それはとりの巣カフェのfacebookページを解説して、そのページに毎日投稿して下さいとお願いしました。投稿の内容はお店が出来る様子の進捗状況、ここでふみさんが育った思い出、近隣にある土地でのふみさんが体験したこと、ここの土地の風景写真を数多く撮り、それらの説明がある投稿をいくつもアップして貰うように頼みました。

それらをせっとせとふみさんにはfacebookへ投稿して貰いました。

お店の発想から出来る上げのまでの情報をリアルタイムで出すことによって、そのプロセスの中でファンが出来る、というのはこれまでの僕の経験の中で分かっていた集客法でした。

その中で、ふみんさんの成長してきたプロセスを出すことによって、それを同時期に同じ場所で体験した人たちには共感となります。

自然の風景写真を投稿することで、旅行好きツーリング好きな人の目に触れれば「一度行ってみたい」という、来店の動機になる。

そういう事が全てクロスオーバーすれば、とりの巣カフェに来る魅力的な動機になると僕は思っていたのです。

とりの巣カフェが出来るまでの物語

でも一番の確信は、ふみさんが「子供の頃から、ずっと人が帰って来れるような場所を創りたい」と、おぼろげに夢想していて、それがなぜだから分らない、という点でした。

これは理屈ではけっして説明出来ない、魂が自分で決めた今世での「約束」みたいなものなのですね。僕はそれをその人の「使命」だと、セミナーでは説明しています。

その人の「使命」の乗っ取って事を起こし、進んでいけば多少の問題や苦難はあるけど、すべてクリア出来て最終的には大成する。という事を僕は知っていたのです。

それがすべて絡み合い、とりの巣カフェがオープンした時は万来のお客さんで賑やかにオープニングを飾ることが出来ました。

それ以降もふみんさんの努力で、お店は雑誌メディアやTVにも何度も取り上げられて四国ではちょっと有名なお店になるまでなりました。

カフェだけでスタートしたお店は、数年後ふみさんから宿泊施設も造りたいので、助力して欲しいとの要望を受けました。

確かに日帰りだけでなく宿泊施設を併設することで、サービスの枠も広がり経営も安定する。

がしかし、僕には集客するノウハウはあっても、実際に施設を建築する技能はまるで無い。困ったなぁ、と思案している時、一人の人物を思い出した。

昔僕の元でアルバイトをしていた学生で、今は住宅メーカーを経験して店舗設計のプロデュースしている男を思い出した。言ってみれば僕の後輩のような関係で、気安く相談を持ち掛けれる。

僕はすぐに彼に電話で相談すると、彼はそのアイデアにおもしろがって協力を請け負ってくれた。正月前だったので、年明けで落ち着いた時にでも二人でとりの巣カフェに行こうということに相成った。

正月過ぎに彼に再度電話を入れると、冬期休暇中に旅行がてら四国に行ってすでにとりの巣カフェ近辺のロケーションも見て来たという。なんて手回しのいい奴だろうと感心した。

役所も廻って建築法関連などの下調べも終わっている。その後、二人でとりの巣カフェのふみさんと会い、実際に宿泊施設の本格的な着工にかかった。

そして彼のウルトラプロデュースで、とりの巣カフェのSTAY HOUSE「まま庵」は見事完成した。

とてもステキな空間に出来上がっています。

STAY HOUSE「まま庵」

これら一連の成功の中で、僕が思う成功した一番の理由はここのオーナーのふみんさんの「運」の強さだと思う。

これに限る。

ふみんさんの性格は、とにかく明るい。

何事にも悲観的にならず「なんとかなるでしょ」「ついてるついてる」を口癖に、太陽のように明るい。

これが人を引き付ける、ふみんさんの魅力だと僕は思っている。

これを読まれたあなたも、一度は四国のど真ん中にあるとりの巣カフェに訪れてみてください。その大自然の中にある、パワースポットに入るだけで来た甲斐はあった、と絶対感じてくれるはずです。

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とりの巣カフェで開催した波動セミナー(2024.6.30)

この記事を書いた人

神戸在住の牛王田雅章(うしおだまさあき)、通称牛(うし)です。このサイトは僕の全活動をまとめた公式サイトとなっております。

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